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『人生ほの字組』を読んでの雑感

2024年2月5日

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推しのグループ活動を観るのも嬉しいものですが、個人での活動にはそれとはまた別の喜びがありますよね。

NAOTOさん(EXILE/三代目JSB)の場合、その個人活動の一つとして『人生ほの字組』という本を出版されています。この記事ではその本を読んで感じたことを書きました。

『人生ほの字組』とは

『人生ほの字組』とは月間EXILEにてNAOTOさんが連載していたコラムを書籍化したフォトエッセイです。

ご本人についてはもちろんのこと、NAOTOさんの身近にいる人とのエピソードなどが計30編。EXILEや三代目のメンバーとの2010年前後頃の関係性なども書かれているので、その頃について知りたいと思ったときにとても有難い一冊です。

また、写真がたくさん載せられているのも嬉しいところ。30歳頃のまだギラついた感じが溢れる写真が多いのも今となっては貴重ですね。

これより、書籍『人生ほの字組』の内容について書いていきますが、私が持っているのは2015年に発売されたものです。後に発売された文庫本とは内容に違いがある可能性がありますのでご注意ください。

『人生ほの字組』の魅力

この本の魅力は数えきれないのですが、特に私がいいなと思うのは次の3点です。

NAOTOさんのデビュー以前を知ることができる

2023年現在でこそ、個人でTVに出演したりオネストTVがあったりとNAOTOさん自身の過去について語られることは増えてきました。けれども、この本が発売された頃は今ほどではありませんでしたよね。

子どもの頃のハロウィンの日の出来事。高校の行事であったラグビー大会での残念の発動。人生ほの字組(NAOTOさん、いくおさん、林さん)での高校時代のやんちゃな日常。インストラクター時代の人生初の出待ちされた体験。

芸能界に入る前のエピソードが書かれているのはとても嬉しいです。しかも、文章の至るところにNAOTOさんによるツッコミが! バラエティー番組に出ている時のあのテンションの声で脳内再生されるので、目で読んで楽しみながら心で聞いて楽しむという二倍の美味しさがあります。

NAOTOさんとメンバーとの関係性が見える

この本の中ではEXILE、三代目JSBのメンバーの話題がたくさん書かれています。そういう中から、各メンバーとの関係性が見えてくるのもとても面白いですね。

あるメンバーの行動にびっくりしたという話の時には、SHOKICHIさん、ELLYさん、黒木啓司さんの名前がよく出てきます。何気ない話題の中でサラッと名前が出てくるのが多いのはTETSUYAさんでしょうか。

もちろん、小林直己さんの話題も多いです。むしろ、記念すべき連載の第一回が直己さんの話であることからもその特別感がわかるというものです。

また、連載の初期は二代目JSBとして一緒に活動したメンバーの話がほとんどなんですよ。けれども、連載の後期に入っていくほど三代目のメンバーの話題が増えていきます。もっと正確にいうと、ELLY率があがるのです。

連載の最初の頃は、NAOTOさんの活動の軸足がEXILE寄りだったのでしょう。そこからだんだんと三代目としての活動が増えていき、そのメンバーたちとの関係性が深まっていく途中経過を追体験しているような気分になります。

さまざまなファッションが楽しめる

先ほども述べたように『人生ほの字組』はフォトエッセイ。コラムだけでなくNAOTOさんの写真にもページが割かれています。

NAOTOさんと言えばファッショニスタ。さまざまなタイプの洋服を着こなせる方なのですが、最近はご自身のブランドである「STUDIO SEVEN」の着用が多めですよね。

それはそれで素敵なのですが、特定の芸能人に激しくハマるタイプの人間は強欲なもの。もっとさまざまなファッションに身を包むNAOTOさんがみたいのです。

その点、この本では30歳前後のNAOTOさんが満載。今よりもよりやんちゃな感じの姿がたくさん楽しめます。2014年にNAOTOさんはアメブロでオフィシャルブログをされていたことがあるのですが、その頃のファッションが好きな人は必見です。

自分のことは語らない男

ここまでこの本を読んで魅力に感じた点を書いてきました。しかし、少しだけ残念だなと思うところもあります。それは、コラム部分でNAOTOさん自身についてのことがあまり語られていないことです。

マンガが好き。
EXILEだと気づかれない。
一度言ってみたいカッコいい言葉はこれ。

時には自身のエピソードが語られるのですが、このような感じが多めです。色々と見せてくれているのに深いところには触れさせてもらえません。

まるで映画High&Low2で演じたジェシーのようで、俺の秘密を教えてやると言うのでワクワクしていたら、「この柄が好き」と言われたような感覚とでも言えばわかるでしょうか。いつもヒョウ柄の服を着ているので秘密でもなんでもないくせに。

もともと『人生ほの字組』は月間EXILEでの連載。読者層がNAOTOさんのファンばかりではないことがこの背景にあるのかもしれません。けれども、書籍化したものを手に取る読者層にとってはもっと秘密を教えてほしい気持ちになります。

残念な点を少しだけ書きましたが、これはファンであるからこそもっともっとと貪欲になっているだけ。基本的には読んでいてとても楽しめます。

最後に

『人生ほの字組』が発売されてからはや数年。年に数回は読み返すのですが、この本は何度読んでもその時々でしっかりと味がするんですよね。

初見では、単純にその文章や写真に触れられた喜び。その後には、お気に入りの言い回しや写真を発見してあれこれと考える楽しさ。さらに後には、以前にそのページを読んだ時の感動やその当時の自分を思い出すという懐かしさ。そして、数年たって読んだからこそ感じる発見。

数え上げたらきりがありません。

私は特にNAOTOさんの言葉の選び方が好きなので、本として形となって残るのはとても嬉しいです。いつか続編はあるのでしょうか。この時よりも年齢を重ねたNAOTOさんだからこそ書ける文章がまた読めるといいですよね。

という訳で、本日はフォトエッセイ『人生ほの字組』についてでした。

  • この記事を書いた人

多々海

NAOTOさん(EXILE・三代目JSB)を応援している。/主な活動場所はお茶の間。/BABY NAILと同世代。

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